陶磁器の取り扱いについて
基本的なご使用方法
- ご使用後は早めに汚れ落としてください。汚れたままにしておくと汚れが落ちにくくなります。
- 洗浄は中性洗剤を、やわらかいスポンジなどにつけて洗ってください。
クレンザーやスコッチタイプのたわしで強くこすると表面に傷がつくことがあります。 - 茶しぶ、湯あか、その他ガンコな汚れ落としは、台所用漂白剤を定められた方法でご使用ください。
金・銀加飾の器は変色の恐れがありますので漂白しないでください。 - 陶磁器は強い衝撃や急激な温度変化で破損することがあります。
破損した商品はケガをする恐れがありますので使用しないでください。傷、割れ、カケのあるものは使用しないでください。 - 傷つきやすいテーブルなどの上では、マットやクロスなどを敷いてご使用ください。
石もの(磁器・ストーン)
石もの(磁器・ストーン)は吸水性がないため、比較的お手入れが簡単です。
- 基本的に電子レンジで使用できます。ただし金・銀加飾がある場合は使用しないでください。
- からだき、直火使用、煮沸は避けてください。
- 食器洗浄機は機器の定められた方法でご使用ください。
土もの(陶器)
土もの(陶器)は吸水性があるため、お取り扱いには注意が必要です。
- はじめてお使いになる前に目止め(米の研ぎ汁で煮沸する作業)を行ってください。
- ご使用前に5〜10分きれいな水に浸し生地に水分を含ませてからお使いいただくと、汚れの染み込みを軽減することができます。
- 正しくお使いいただいても、食べ物の汚れや茶渋が染み込んでしまうことは、完全には避けられません。
染み込んでしまった汚れ、臭いは薄めた台所用漂白剤で多少取れる場合があります。 - ※上絵・金・銀加飾の器は変色の恐れがありますので漂白しないでください。
- 電子レンジで使用しないでください。
- からだき、直火使用、煮沸は避けてください。
- 食器洗浄機は使用しないでください。
- 素地と釉薬の特性上、貫入(釉薬表面の細かなヒビ)が入ることがありますが、ご使用上差し支えありません。
目止めの仕方
陶器は素材となる土の目が粗いため汚れが染み込みやすく、カビやシミの原因になります。また、水が染み出る場合もあります。
米のでんぷん質が表面の目を埋めることで、汚れを染み込みにくくさせます。
- 1)器を水洗いして汚れを落としてください。
- 2)器がすっぽり入る大きさのお手持ちの鍋に器を入れ、器が隠れる量の米の研ぎ汁を入れます。
研ぎ汁の代わりに水に小麦粉をひとつかみ加えたものでも代用できます。 - 3)火にかけ弱火から中火で沸騰させた後、沸き立たせないように弱火で20分ほど煮沸します。
沸き立たせると、器同士がぶつかり破損する恐れがありますので十分にご注意ください。 - 4)火を止め、鍋に器をつけたまま自然に冷めるまで放置してください。冷水などで急激に冷やすと破損の原因となります。
- 5)器を取り出し水洗いしたら乾いた布で拭き、よく自然乾燥させてください。